国民的風景画家・東山魁夷と信州との絆 −清澄な朝が始まる−
東山魁夷は信州を愛し、多くの絵の題材に描いています。本作の舞台は、斑尾高原(まだらおこうげん)に佇む希望湖(のぞみこ)です。長野県県民文化会館の緞帳原画を依頼され、長野県の人々に親しみ深い風景を、との思いで描かれました。白樺などの新緑と杉の濃い緑を、空と湖の青に対比させて、静謐な夏の早朝を絵に閉じ込め、幻想的な美しさを映しています。
また、2015年からは北陸新幹線開業記念として、長野駅の東西自由通路に本作を元にした壁画が飾られています。景勝地の魅力を余すところなく表現した作品を、ぜひお手元でお楽しみください。
解 説 松本 猛 (美術評論家、長野県立美術館 東山魁夷館元館長)
原画所蔵:長野県立美術館
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