健やかな家族の絆と、根底に流れる祈りの精神-
文化勲章受章の巨匠による円熟期の傑作
昭和41年、小倉画伯は、生涯最初にして最後の海外の旅に出た。中国の三大石窟の一つ龍門石窟を訪れ、大仏や多数の仏像に深い感銘を受けた。仏に帰依し従う菩薩や弟子たちの彫刻群を見た時の感動を形にしたいと考え、「径」にその想いを込めてこの年の院展出品作とした。若い頃から禅に傾倒し、夫となった小倉鉄樹をはじめ、多くの禅師に教えを請い、「草にも木にも雲にも動物にも、通い合う愛のこころ」を表したのがこの絵である。(付属解説書より抜粋)
監 修 有限会社 鉄樹
解 説 谷岡 清(美術評論家/NPO法人美術教育支援協会 理事長)
原画所蔵 東京藝術大学
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