奇跡の名木「石割櫻」の荘厳美
巨大な岩を真っ二つに割って、エドヒガンザクラの巨木が堂々たる枝ぶりを見せて立っている。幹の直径は1メートル35センチ、樹齢は360年を超える名木である。盛岡市の地方裁判所構内にあり、その名も「石割櫻」と言う。
全国の名物桜を描き続けている日本画家の中島千波さんとは、桜の魔力に魅入られた画家の一人である。石を割り、年ごとに石を押し広げて聳え立つ雄姿に触発され、画家の筆にも力が入っている。中島さんの数ある名物桜の中でも屈指の力作といってよいだろう。(作品解説より編集)
監 修 中島千波
解 説 谷岡 清(美術評論家、NPO法人美術教育支援協会理事長)
ご購入等につきましては下記のフォームより お問い合わせください。